2015年12月18日金曜日

突如、野球ファン

むかしむかし…まだ鯨だったころ。
まだクラスの半分の男の子が野球好きだったころ。

欲しかったな~、野球帽。圧倒的にGのオレンジ色が多かったですが
それでもWの青いのんを被っている子もいました。
だいたいそういう子は、友の会に入っていて、ナイターの次の日は野球談義がおっさんよろしく
教室で繰り広げられていました。そして、盛り上がってくると応援歌が聞こえてきて
拍手喝采で休み時間が終了です。
いつもは大人しいしげちゃん、そんな時は別人のようにハキハキと、そして輝いていたわ!

気付けばポンセや高木豊の応援歌、いまだに歌える自分でございます。

子どもたちがDeNAベイスターズの5周年ということで
神奈川県下の子どもたち(小学生、幼稚園、保育園)対象に
ベースボールキャップをいただきました。 息子だけでなく、娘も大喜び。意外。

似合うでしょ

オレ筒香


これを被って、八幡様にことしも行こう。そしてスターマンに会ってこよう。
きよし、いなくなっちゃったけど。頑張れ、ベイスターズ。


ニッセのポック

クリスマスの準備は進んでますか…我が家、何とかいけそうです。
さて、気持ちの準備も進めていまして、こちらの本「ニッセのポック」です。


こちらはデンマークのお話です。ニッセはトムテとも言われる、北欧の各地で愛されている
クリスマスの妖精です。良い行いをすると、プレゼントを置いてくれますが、ひどい仕打ち、
例えば毎日のおかゆとビールをあげないと、いたずらされたり、家を出て行ってしまうという
座敷わらし的なおじいさん妖精です。

お話は12月1日の都会住まいの僕が、おじいちゃん家に泊まりに行くところから始まります。ニッセを見たい、つかまえたいと思う僕が、24日までにどうするのか、どうなるのか。
寒い冬や老人ばかりの村の様子が目に見えるようで、行ったことのないデンマークのクリスマスに自分もいる気持ちになれます。

挿絵が1話にひとつずつしかないので、息子には退屈かなあと思いましたが
本当に面白く書かれていて、日本語訳も、毎日クスッと笑うことができるような雰囲気を伝え
すんなり物語に入れるステキな文章でした。

息子は特に22日が好きです。どんどん読み進めていくうちに、1日ずつだけでは足りなくなり
最後の方は3日分くらい、いっぺんに読み進めました。楽しみにしていた24日はゆったりと余韻に浸れるように1話だけ残しておきました。

「サンタクロースなんて○○だ!」
「ラム酒7本…」

ポックはニッセの中でも、特別気難しく、いたずら好きなので、数々の暴言に近い言葉にも
大笑いさせられます。絵なんかないのに、それぞれのニッセのポックの様子を思い描いて
息子も私も大笑いで毎日楽しく読ませてもらいました。

ロッタちゃんみたいに、映画化されたりしないのかな。本だからいいのかもしれませんね。
妖精は映像化されると、インチキ度が抜群に上がるの気がするのでね。

こちら、オススメです。

我が家にいるらしいニッセ。息子作。

2015年12月10日木曜日

鎌倉紅葉だより 2015

それぞれの旅も終わり、なんだかのんびりの週末で
気が付けば、我が家の前のお山が紅葉してました。
そういえば、もみじ見てない。電車から見た鎌倉、北鎌倉は、先週もすごい人だった。
じゃあ、紅葉を見に行きますか。
腰越のフライもまた食べたいけど、紅葉と言ったらやっぱり鎌倉~北鎌倉の山だよねえ。

じゃあ…大船まで歩くか。
と、歩き始めました。逗子~大船の9kmほどの道のり(訂正:6→9km。リビエラからバスに乗ったので、実際に歩いたのが6km)です。

小町通りを通って、観光客を見てみよう、すごい人だねえと感激しましたが
やっぱり人混みに耐えられず線路際に逃げました。
前回に引き続き、あまり通らなくなった道を行くことにしました。
線路に沿って歩いていって、お邪魔したのは寿福寺です。

久しぶりの寿福寺
 源氏山の脇を通って、趣のある線路下をくぐり、亀が谷の切通しに向かいます。

下ってくる人の方が多い

壁のシダ類も…

所によっては紅葉

奥山に~もみじふみわけ~

 娘は最近覚えた短歌を口ずさみながら、切通しを通ります。
きっと、あそこから矢を打ったな…(若干物騒)

下りながら、あれ、こんなところにお寺ってあったけ?と、お邪魔したのが長寿寺です。
 それもそのはず、こちらの拝観は季節限定、曜日限定でした。ラッキー。


 そして、お、ナンだかすごそうな雰囲気がしますねえと入りましたところ!
美しい~!そしてカメラマンの数もすごい~!

京都に負けないよ!

静かに拝観

知らない人に撮られてた息子

負けずに撮る、撮る

いろんな赤があるね

山を背景に庭から
こちらの長寿寺、お寺の方たちがピリピリしていまして。

「止まらないで!通路!」
「何回注意したら分かるの?!」
「静かにね!」
「石畳から出ないで!」

それもそのはず、もみじだけでなく、お庭のコケなども全体がとってもきれいなのです。
息子は小人の森と名付けていました。 こんもり、緑で美しいのです、本当に。
メンテナンスが行き届いているので、ご苦労も多いのでしょうね。
あ、我が家は注意も受けずに、ニコニコ送り出していただきましたよ!

その後は大船まで住宅街が続くので、さして面白いこともなく…。
モノレールが通ると興奮するくらいでした。

今回は歩いていくうちに雲が広がり始めて気温が下がり
冬らしい空気を感じながら歩きました。今年も何とか、鎌倉の紅葉を見られて良かったです。


ゴール!乗らないけど。


また行きたいねえ

朝風呂も入り、雨の様子を見ていたのですが、そこは冬の日本海の町。ぜーんぜん降り止みません。駅まで送っていただいて、さらに降り出す雨で、その日予定していた雨が止んだらプラン(せんべい王国に行きたかった)を諦め、新潟まで直行することにしました。

今度は晴れた日に!
吉田行きの羽越線普通電車に乗りまして、新潟に出発です。
こちら、寒い地方の列車らしく、普段の横須賀線と違うところが多くて、珍しくて
発車するまでにあちこち歩き回りました。

自分で開けるの

連結部分に運転席

向こうはキハ
前日に乗ったきらきらうえつとすれ違い、特急いなほにも抜かされます。
新潟までは50分くらいだったかな。
子どもたちは、もう慣れたもので、退屈もそんなにしていない様子でした。

曇る車内からきらきらうえつを見る

どこまでも田んぼ。きのう食べたね、岩船米。

いなほ!どうぞお先に。
新潟着きまして、小降りだから、じゃあ、ばかうけ展望台にでも…と思ったところ更なる雨。
新潟駅構内でお土産やら、昼食やらで、時間を潰しました。

とりあえず撮っておく

誰のおやつが入ってたのかな

最後の海鮮丼!ここでもいろいろサービスしていただいた子どもたち
ぽんしゅかんはお土産屋さんとしても、買い物の場所としても良かったです。
唯一悔しかったのは、やはり日本酒は上のグレードのものしか置いていないこと。
大きいのんで大洋盛の金の穂を買って帰りたかったな~。
村上のnewdaysでワンカップ買って置いて良かった。

どこに行っても、いろんな方が親切にしてくれて、雨でも本当に楽しい旅でございました。
新潟の皆さん、ありがとうございました!
娘たちも普通電車の旅に、そこそこ耐えられる&楽しんだようで
これは青春18きっぷも使える日も近いかな。

あと、重かったけど、長靴はやっぱり必須でした。カッパだけじゃなくね。
雨だけど行っちゃう?という感じで、気持ちが違いました。
足が濡れないって、結構大切なことなんですね。

また村上に行きたい!と思える、楽しいたびでした!
早起き旅、今後も考えようと。

とき、ありがとう

週末パス、ありがとう





2015年12月7日月曜日

さけとなさけの町、村上。


きらきらうえつで到着したのは こちら、村上。
酒と鮭の町でございます。この時点でまだ11時半。早起きってすごいわ、なんだか。

まずは駅前の観光案内所で情報集めです。
屋外は寒いですが、建物の中は暖かいです。観光案内所も町屋ふうに作られていて
雰囲気があります。HPに載っていた孵化したての鮭もここにもいましたよ。
ぶらり鮭。親です。


子です

いくらだ~
 そして街を歩き始めます。
なんとも寒い。雨はチラチラと降っていますが、 とにかく風が冷たいのですよ。さすが越後。
ニット帽も持ってきてよかったわ。


鮭のお店
何はともあれ、お昼ですし、お腹が空きましたね。
さっそく鮭をいただきま~す。
村上どんぶり合戦という企画もので、あらかじめ決めてあった こちらをいただきました。

鮭の親子丼とあぶり村上牛のセット
お腹を満たしたところで、もうひとつのクライマックス、イヨボヤ会館へ!
こちら、日本で初の鮭の博物館で、鮭が遡上してくる川を横から見られるのです。
鮭が遡上している情報があったので、とっても楽しみにしていました。

いくらと鮭の子が半々

ますのすけと。
 鮭といえば北海道、と思い込んでいたので村上の鮭には、新鮮な驚きでした。
鮭を守りながら、鮭を育てる川を守り、川を育てる森も守る。結果的に国も救ったしね。
これって、サステイナブルってやつ?江戸時代に その発想って先進的。
大局を見るってこういうことなのかな。青砥武平次、すんごい。

そんな話もアニメーションになっていたので、子どもも じっくり見ていました。

どじょうつかみ
 種川に上ってきた鮭を見てましたところ…

おや、これって、メスとオスのペアだよねえ~
おや、彼らの下、まあるく穴があるねえ~
おや、おふたり、並んだねえ~

………
……


う、産んだー!!! 

3人で絶叫しました。
前に進んでいた方たちが戻ってきましたが
ガラスの向こうは、すでにオスの精子で真っ白になってしまってまして
産んだんですって!と必死になって説明しました。

映ってないしね
さらに川の中をよく見ると、どの鮭もボロボロで、産卵を終えて死んだ鮭もたくさんです。
食べられているイクラもいたりと、川の中の生きてるものから死んでいるものまで
全部見ることができました。
産卵シーンには感動しましたが、そこに至るまでにボロボロになった鮭や
小さいものに食べられている死んだ鮭を見て、何となくしんみりしていた子どもたちでした。
何考えてたのかな。

鮭1000匹下がってる
イヨボヤ会館を出て、小雨ですが街歩きを決行して、向かったのが喜っ川です。
こちらのCMで有名なところらしいです。
鮭も見れるし、町屋見学もできます。お店の方も、親切に何でも質問に答えてくれて
暖かいし、面白いし、ちょっと試食もできるし、なかなかでした。

次に向かったのは北限のお茶を扱う九重園
途中、親不孝坂を子ども先頭でグングン上ってしまいました…
さて、こちらではお菓子とお茶のセットをいただきました。

私は煎茶セット、娘はまっ茶セット
店先で注文して、案内されたのがこちら。

レンズも曇る暖かさ

金屏風があったり、日本刀があったり。この御茶屋さんも町屋作りになってまして
ものすんごい広いお座敷で3人、ぽつ~んとお茶をいただきました。
お茶は宇治茶のような、甘味の強い、やわらかい苦味のお茶でして
普段、深蒸し茶を飲んでいたので、久しぶりの味に京都を思い出しました。

どうぞどうぞと、熱いほうじ茶まで出していただき
暖まるしお腹もチャポチャポ。

こちらでお茶の葉も購入し、じゃあ、お釣りをという段になり

お店のお兄さん 「すみません、5千円札を切らしてまして」
ええ、大丈夫です、細かいのんでも。

兄さん 「それでは、ご確認ください

ごせ~ん、ろくせ~ん、ななせ~ん、はっせ~ん、
きゅうせん…???」

兄さん 「はっ!失礼しました!!」

もう。時そばか!!!
気付いてましたけど、どうなるか、笑いをこらえるのに必死でした。
娘も落語だ!と気付いてまして、こちらも大爆笑。
すみません、重厚な町屋に響く、お下品な爆笑でした。

ここにも鮭のお店があるんだねえなんて
フラフラと駅に戻る道すがら、突然車が寄ってきまして
「どこまで行くの?!雨だから、乗っていきなさい!!!」

え~、いいんですか、じゃあ遠慮なく!

村上の市議の方が、雨の中で歩く私たちを気にかけてくれて
駅も通り過ぎ、ホテルまで送ってくださいました。相馬さん、ありがとうございました!

夕日、どこ…
 おかげで全然体も冷えないうちに、日が沈む前にホテルに到着できまして
真っ黒な 日本海と初対面です。全室オーシャンビューで、夕日がウリらしいのですが
もう、ね、この天気ですよ。荒々しい日本海をびしっと見せつけられました。見るからに寒そうでしょ。

こちらのホテル、左の方に天然ガスを掘り出してるガス田がありました。
初めて見ました。大きな船かと思いましたよ。
右には海産物研究所があり、そのパイプが上の写真にある橋のようなものです。

お腹いっぱい
 夕飯時はジュースや日本酒もサービスでいただきまして
食後のデザートも多めに出していただきました。
おっかあ、ひとりご機嫌で晩酌してました。銘柄はこちらでしか売っていない
大洋盛の金の穂。程よい甘味とすっきりとした飲み口で、スイスイ飲めました。
おいしかったです、ごちそうさま~!

温泉も楽しみ、テレビも久しぶりにダラダラと楽しみ
長い一日を終えたのでした。
まさに鮭と酒と情けの町、村上でした。




2015年12月1日火曜日

週末パスを使って「きらきらうえつ」に乗りにいったよ

オットーがお出かけ(社員旅行)するなら
僕らも行きたい!

子どもたちからの申し出に、ずっと使ってみたかったJRの週末パスを使って
これまた子どもたちからのご希望「きらきらうえつ」に乗ってきました。

週末パスを使うと、乗車券ぶん7340×2日分、14680円が5950円もお得。
とはいえ、新幹線特急券ときらきらうえつの指定席券がかかるので
お得な割合としては微妙なところですが…

で、もっとお得だったのが宿泊料金でした。
新潟のふるさと旅行券の適用申請をして、通りまして
3人で15000円で温泉に宿泊してきました。イエイ。

記念にスタンプ押してもらってます
朝5時半に出発!前日は習い事があって夜が遅かったのですが
こういう日はしっかり起きられます。
朝日の昇る前に逗子駅に到着、上越新幹線を目指して東京まで乗ります。

サンライズエクスプレス!
朝も早いのに、鎌倉から意外に人が乗ってきて、戸塚、横浜と過ぎるうちに
朝ごはんを車内で食べるのが少し恥ずかしくなる乗車率になりました(私比)

東京駅着いたら、おのおのトイレタイム。そして、わき目もふらずに新幹線口へ!
急いで特急券を購入します。

7時台の新幹線ですが、こちらも意外に人が並んでいました。が、さすがMAX。
あせる必要はありませんでしたね。ゆったりと3人席をゲット。

乗車してすぐやること、それぞれ。

1時間後。

 2時間のんびりと乗りまして、新潟着。
はやる気持ちで、やっぱり早足で8番線へ行くと…

きらきらうえつ!
もう、旅の目的達成。これに乗るのが、目標でしたからね…


さて、「きらきらうえつ」は山形の酒田までの電車ですが
さすがに休憩なしで、また2時間近く乗るのは私も辛いかなと思い。
城下町 村上までの約50分の乗車としました。

というわけで、大急ぎで満喫(何か変な言い方ですねえ)

塗り絵コーナーで塗り絵して~


乗車記念スタンプ押して~


 車掌さんに記念スタンプもらって~


ボックス席を利用して
飲み物飲んで~



大忙し。

プロジェクションマッピングも見たよ~
先頭車両も行ったよ~
トイレも行ったよ~
車内限定のおみやげも買ったよ~
忙しすぎて、私、ビールが鼻から出ましたね。

初めて乗った観光専用列車でした。
さすが、というか当たり前なのでしょうか、
とにかく、お酒飲んでご機嫌なおじ様ご一行が多かったです。

そしてわりと一人旅の方も多く見かけました。女性もいました。
おひとりで利き酒セットを呑んでいるおじ様もいらっしゃいましたね。 

実は村上から先が、この電車のウリの日本海ビューなので
外は ほとんで見ないで過ごしたのも、まあアリだったと思います。
子どもたちも終始笑顔で、あちらこちらを動き回ってました。

酔ったおじさんか、はしゃぐ子どもかって感じですね。

そんなこんなで村上に着きました。
村上の様子は、また後ほど。

めちゃ寒い