2015年12月18日金曜日

ニッセのポック

クリスマスの準備は進んでますか…我が家、何とかいけそうです。
さて、気持ちの準備も進めていまして、こちらの本「ニッセのポック」です。


こちらはデンマークのお話です。ニッセはトムテとも言われる、北欧の各地で愛されている
クリスマスの妖精です。良い行いをすると、プレゼントを置いてくれますが、ひどい仕打ち、
例えば毎日のおかゆとビールをあげないと、いたずらされたり、家を出て行ってしまうという
座敷わらし的なおじいさん妖精です。

お話は12月1日の都会住まいの僕が、おじいちゃん家に泊まりに行くところから始まります。ニッセを見たい、つかまえたいと思う僕が、24日までにどうするのか、どうなるのか。
寒い冬や老人ばかりの村の様子が目に見えるようで、行ったことのないデンマークのクリスマスに自分もいる気持ちになれます。

挿絵が1話にひとつずつしかないので、息子には退屈かなあと思いましたが
本当に面白く書かれていて、日本語訳も、毎日クスッと笑うことができるような雰囲気を伝え
すんなり物語に入れるステキな文章でした。

息子は特に22日が好きです。どんどん読み進めていくうちに、1日ずつだけでは足りなくなり
最後の方は3日分くらい、いっぺんに読み進めました。楽しみにしていた24日はゆったりと余韻に浸れるように1話だけ残しておきました。

「サンタクロースなんて○○だ!」
「ラム酒7本…」

ポックはニッセの中でも、特別気難しく、いたずら好きなので、数々の暴言に近い言葉にも
大笑いさせられます。絵なんかないのに、それぞれのニッセのポックの様子を思い描いて
息子も私も大笑いで毎日楽しく読ませてもらいました。

ロッタちゃんみたいに、映画化されたりしないのかな。本だからいいのかもしれませんね。
妖精は映像化されると、インチキ度が抜群に上がるの気がするのでね。

こちら、オススメです。

我が家にいるらしいニッセ。息子作。

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