2015年12月7日月曜日

さけとなさけの町、村上。


きらきらうえつで到着したのは こちら、村上。
酒と鮭の町でございます。この時点でまだ11時半。早起きってすごいわ、なんだか。

まずは駅前の観光案内所で情報集めです。
屋外は寒いですが、建物の中は暖かいです。観光案内所も町屋ふうに作られていて
雰囲気があります。HPに載っていた孵化したての鮭もここにもいましたよ。
ぶらり鮭。親です。


子です

いくらだ~
 そして街を歩き始めます。
なんとも寒い。雨はチラチラと降っていますが、 とにかく風が冷たいのですよ。さすが越後。
ニット帽も持ってきてよかったわ。


鮭のお店
何はともあれ、お昼ですし、お腹が空きましたね。
さっそく鮭をいただきま~す。
村上どんぶり合戦という企画もので、あらかじめ決めてあった こちらをいただきました。

鮭の親子丼とあぶり村上牛のセット
お腹を満たしたところで、もうひとつのクライマックス、イヨボヤ会館へ!
こちら、日本で初の鮭の博物館で、鮭が遡上してくる川を横から見られるのです。
鮭が遡上している情報があったので、とっても楽しみにしていました。

いくらと鮭の子が半々

ますのすけと。
 鮭といえば北海道、と思い込んでいたので村上の鮭には、新鮮な驚きでした。
鮭を守りながら、鮭を育てる川を守り、川を育てる森も守る。結果的に国も救ったしね。
これって、サステイナブルってやつ?江戸時代に その発想って先進的。
大局を見るってこういうことなのかな。青砥武平次、すんごい。

そんな話もアニメーションになっていたので、子どもも じっくり見ていました。

どじょうつかみ
 種川に上ってきた鮭を見てましたところ…

おや、これって、メスとオスのペアだよねえ~
おや、彼らの下、まあるく穴があるねえ~
おや、おふたり、並んだねえ~

………
……


う、産んだー!!! 

3人で絶叫しました。
前に進んでいた方たちが戻ってきましたが
ガラスの向こうは、すでにオスの精子で真っ白になってしまってまして
産んだんですって!と必死になって説明しました。

映ってないしね
さらに川の中をよく見ると、どの鮭もボロボロで、産卵を終えて死んだ鮭もたくさんです。
食べられているイクラもいたりと、川の中の生きてるものから死んでいるものまで
全部見ることができました。
産卵シーンには感動しましたが、そこに至るまでにボロボロになった鮭や
小さいものに食べられている死んだ鮭を見て、何となくしんみりしていた子どもたちでした。
何考えてたのかな。

鮭1000匹下がってる
イヨボヤ会館を出て、小雨ですが街歩きを決行して、向かったのが喜っ川です。
こちらのCMで有名なところらしいです。
鮭も見れるし、町屋見学もできます。お店の方も、親切に何でも質問に答えてくれて
暖かいし、面白いし、ちょっと試食もできるし、なかなかでした。

次に向かったのは北限のお茶を扱う九重園
途中、親不孝坂を子ども先頭でグングン上ってしまいました…
さて、こちらではお菓子とお茶のセットをいただきました。

私は煎茶セット、娘はまっ茶セット
店先で注文して、案内されたのがこちら。

レンズも曇る暖かさ

金屏風があったり、日本刀があったり。この御茶屋さんも町屋作りになってまして
ものすんごい広いお座敷で3人、ぽつ~んとお茶をいただきました。
お茶は宇治茶のような、甘味の強い、やわらかい苦味のお茶でして
普段、深蒸し茶を飲んでいたので、久しぶりの味に京都を思い出しました。

どうぞどうぞと、熱いほうじ茶まで出していただき
暖まるしお腹もチャポチャポ。

こちらでお茶の葉も購入し、じゃあ、お釣りをという段になり

お店のお兄さん 「すみません、5千円札を切らしてまして」
ええ、大丈夫です、細かいのんでも。

兄さん 「それでは、ご確認ください

ごせ~ん、ろくせ~ん、ななせ~ん、はっせ~ん、
きゅうせん…???」

兄さん 「はっ!失礼しました!!」

もう。時そばか!!!
気付いてましたけど、どうなるか、笑いをこらえるのに必死でした。
娘も落語だ!と気付いてまして、こちらも大爆笑。
すみません、重厚な町屋に響く、お下品な爆笑でした。

ここにも鮭のお店があるんだねえなんて
フラフラと駅に戻る道すがら、突然車が寄ってきまして
「どこまで行くの?!雨だから、乗っていきなさい!!!」

え~、いいんですか、じゃあ遠慮なく!

村上の市議の方が、雨の中で歩く私たちを気にかけてくれて
駅も通り過ぎ、ホテルまで送ってくださいました。相馬さん、ありがとうございました!

夕日、どこ…
 おかげで全然体も冷えないうちに、日が沈む前にホテルに到着できまして
真っ黒な 日本海と初対面です。全室オーシャンビューで、夕日がウリらしいのですが
もう、ね、この天気ですよ。荒々しい日本海をびしっと見せつけられました。見るからに寒そうでしょ。

こちらのホテル、左の方に天然ガスを掘り出してるガス田がありました。
初めて見ました。大きな船かと思いましたよ。
右には海産物研究所があり、そのパイプが上の写真にある橋のようなものです。

お腹いっぱい
 夕飯時はジュースや日本酒もサービスでいただきまして
食後のデザートも多めに出していただきました。
おっかあ、ひとりご機嫌で晩酌してました。銘柄はこちらでしか売っていない
大洋盛の金の穂。程よい甘味とすっきりとした飲み口で、スイスイ飲めました。
おいしかったです、ごちそうさま~!

温泉も楽しみ、テレビも久しぶりにダラダラと楽しみ
長い一日を終えたのでした。
まさに鮭と酒と情けの町、村上でした。




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